ここに収録した滝は昭和五十六年八月末までの、私の実地踏査によるものです。それゆえ私の住所から遠い、県西部や阿武地域については情報収集にかからなかった滝がいくつも残っているのではないかと思います。私の努力不足をおわびしますとともに、読者の方からの指摘を期待しています。
四十八の中にピックアップしたものは、必ずしも評価の高いものからとはかぎりません。続編として予定している”渓谷編”に再登場する可能性の少ないものを優先させました。また地域的バランスをとるために抜擢されたものもあります。
それゆえ「県下の滝一覧表」の中には、かなりのものも控えております。それに、稿完成後にみつけた一級品も二、三ありますが、いずれも姉妹編の『防長四十八渓』にて取り上げるようにしております。
山口県の滝については、昭和五十四年十月、毎日新聞の山口東部版に「県内の渓流と滝」と題して投稿しました。この方は総論でしたが、年末から五十五年八月まで、山口新聞に「ローカル滝めぐり」というテーマで個別に連載させてもらいました。その記載文に手入れをして、写真や地図を挿入したのがこの冊子です。
この本の出版にあたっては、多くの方々に協力と援助をいただきました。前島高雄氏には地図の描写の他、全般的なアドバイスをいただきました。
元柳井図書館長の谷林博氏には、資料の紹介や山口新聞へのとりなし、それに出版へのはげましなどをいただきました。
文章表現や校正については、同僚の河島渉氏の手をわずらわしました。
その他、井川善雄氏、南敦氏、高林泰氏、川口健治氏にはそれぞれの分野で協力をいただきました。
一方、滝さがしの過程でも多くの方に協力をいただいております。
美祢市の米島邦雄氏には、西部方面の貴重な情報を提供してもらいました。
その他、錦町の小田武雄氏や名前を聞きそこなった土地の方々にお礼のことばをのべたい思います。
おわりに、以前より私の意図を汲みとってくださって、なにくれとなく世話をしてくださった。マツノ書店の松村久氏に感謝のことばを添えたいと思います。