佐波郡 徳地町 鯖河内
徳地町は、山と雨に恵まれた地なので、滝もさぞ多かろうと思われるのだが、あまりめぼしいものがない。『防長風土注進案』には、相当なものがあるとの記載もあるので、私の努力不足かもしれない。
徳地町の滝の代表格である天神の滝は、佐波川支流の島地川のそのまた支流の串川支沢にある。その場所は徳地町堀と鹿野を結んだ中間点あたりで、お椀を伏せたような山容で目を引く千石岳の数キロ西にあたる。
落差は17㍍だが、集水域が小さいので水量には恵まれず、渇水時にはチョロチョロと造滝壁をしたたる程度にまで落ちぶれるので、探勝は増水期にお願いしたいものである。
名前から想像できるように、滝の落ち口の所に祠がある。周囲にはモミジやケヤキが茂り、晩秋にはあでやかさが漂う。
最近林道工事でまわりの様子が激変した。