岩国市 小瀬
小瀬川は山口県と広島県との境界線で、四境戦争では絶好の防御線の役を果たした。今は水資源の供給役としてクローズアップされ始めた。
現在やや上流に小瀬川ダムがあり、近い将来弥栄ダムが作られようとしている。後者は八丁のやや下流に堰堤が設けられるという。これほど河口に近い大型ダムは例がないのではなかろうか。そしてその堰堤の高さは130㍍を予定し、湛水線は中流の魚切あたりまで届くという。従って弥栄峡がようやくその名残を留めているその最奥部は、わずか10~20㍍の標高差で水没してしまうようである。
笹ヶ谷の滝はダムの堰堤予定地に近く、右岸に露出している。持ヶ峠方面からの水を集めて小瀬川に合流する点にかかる懸谷である。
滝の高さは25㍍ぐらい。最近道路の付け替え工事とともに杉林を倒したので丸見えになってしまったが、それもあと数年で水没死の運命が待っている。